車道からも見える対岸の背の高さくらいの位置に菊水岩(赤鉄片岩)があります。幅約4m高さ約2mほどの岩で、赤みを帯びた赤鉄鉱と石英が縞模様をつくり、それが褶曲して見事な横臥褶曲をつくっています。褶曲模様が菊の花と流水からなる楠家の紋章に似ていることからこの名が付けられました。北方の植平も含め、この付近一帯に褶曲構造が見られます。
【菊水岩の看板から抜粋】
菊水岩には菊水模様が見られます。これは横臥褶曲(地層が波のように曲がり、横に倒れた状態)と呼ばれるものです。地下深くで、高い熱や強い圧力を受けてできたものです。