秩父に4つあるダムのうちの1つ、「合角(かっかく)ダム」の上流、小鹿野町の白石山(別名:毘沙門山)山腹から湧き出る水で、「平成の名水百選」のうちの1つ。白石山は名前のとおり石灰岩の山で、カルシウムなどミネラルが豊富な天然水が湧き出ています。水量も豊富で渇水期も干上がることがなく、毘沙門様が守る「神の水」とも呼ばれ、古くから当地・馬上(もうえ)の人々の暮らしを支えてきました。
近年、この毘沙門水の氷でつくるかき氷「毘沙門氷」がジワジワとブームになっています。現在は小鹿野町周辺の販売加盟店で展開中で、青いのぼりが目印です。絹のように口当たりのよい氷はもとより、地元産フルーツを使ったシロップ、地元陶芸家が手がけた陶器などこだわりづくし。小鹿野町のジオサイトを巡る際にはぜひとも味わいたい一品です。