秩父市役所1階エントランスと、隣接する秩父市歴史文化伝承館1階交流フロアには、ジオパーク秩父の展示コーナーがあり、地域で見られる主な岩石や、発掘された化石を紹介しています。西武秩父駅や御花畑駅を降りたらこちらにまず立ち寄って、各種パンフレットや情報を収集しましょう。なお、秩父まるごとジオパーク推進協議会事務局は、市役所から徒歩1分、「秩父ビジネスプラザ」1階にあります。
市役所の南側にある秩父公園には鳥居が対になっている不思議な祠があります。
秩父公園は別名「御旅所(おたびしょ)」といい、秩父夜祭の夜、御神幸行列とともに6台の山車が集結し、ここはその際に斎場祭という儀式が行われる神聖な場所です。
秩父夜祭には、秩父神社の女神である妙見様が武甲山の男神と1年に1度逢瀬を交わすという伝説があり、その場所が御旅所です。建物の中心にある通称「亀の子石」は、妙見様が乗る「玄武」という霊獣であり、東の青龍、西の白虎、南の朱雀と並ぶ四神の1つです。
ちなみに、御旅所西側にある急坂「団子坂」は、河成段丘の段丘崖であり、山車がこの急坂を曳き上げられる光景は秩父夜祭のクライマックスとして有名です。