ジオサイトとは、その価値が学術的に認められた地質・地形に関する自然遺産であり、保護・保全をしながら活用を図るサイト(場所)の単位です。
ジオパーク秩父の特徴は、大地の成り立ちや日本列島の形成がわかる古い岩石や地層をはじめ、長瀞の岩畳のような珍しい変成岩、秩父が海だった時代の痕跡、大地と人の暮らしや信仰との関わりを知ることができるジオサイトが、4つに分けられたエリア全体に点在していることです。それらはいずれもジオパーク秩父を特色づける重要な要素になっています。
ジオパーク秩父では、数あるジオサイトのうち、34か所のジオサイトを一般的に紹介しています。いずれも比較的アクセスしやすい場所で、安全に見学ができ、また、その価値や魅力が一般の方にも伝わりやすいところとなっています。
また、ジオサイトの他にも、文化・歴史サイト、生態サイト、眺望サイトがあり、あらゆる視点からジオを楽しみ・学ぶこともできるほか、地域内の各エリアには、埼玉県立自然の博物館やおがの化石館などの拠点施設があり、ジオパークに関する資料や展示があります。