ジオサイト 7
札所28番橋立堂の石灰岩体と橋立鍾乳洞
武甲山の西の端にある石灰岩の岩壁。約2億年前、5000km以上も離れた南洋の火山島の周りに成長したサンゴ礁が、海洋プレートとともに移動し、海溝で大陸プレートに押し付けられた。その後、次々押し付けられる付加体によって押し上げられた。
岩壁の下部は秩父市指定史跡「岩かげ遺跡」で、縄文時代のはじめから古代人の生活の場であった。この岩壁を背にして、札所28番石龍山橋立堂がある。
橋立鍾乳洞は県内唯一の観光洞で縦穴型は珍しい。宮沢賢治も立ち寄っている。