主要拠点施設とは、ジオパーク秩父の4つの地域それぞれにおいて積極的にジオパークの普及に努める中心的な施設のことで、ジオパーク秩父のジオストーリーを中心とした展示や、パンフレット類が配置されている場所です。各サイトを訪問する際にはまずお立ち寄りいただき、ジオパーク秩父に関する基本情報を取得してください。なお、ご訪問の際、解説員による解説をご希望の場合には、事前に各施設までお問い合せください。
道の駅あらかわの中にある施設「山里自然館」では、秩父の自然や生き物に関する常設展示をはじめ、NPO法人秩父の環境を考える会の活動報告、荒川地域の祭りや伝統芸能、民俗行事などの展示がされています。
父郡長瀞町にある自然科学系の埼玉県立博物館です。エントランスに入ると天井に吊るされた巨大ザメの復元模型が迎えてくれます。これは1500万年前、秩父盆地が海だった頃に生息した「カルカロドン メガロドン」です。数ある展示物の中での特に見応えがあるのは、秩父地域で多くの化石が発掘している海獣「パレオパラドキシア」の骨格標本。秩父が海だった時代に思いを馳せ、その迫力に圧倒されること必至です。
秩父郡小鹿野町にある「おがの化石館」は、「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」として国の天然記念物に指定されている露頭のうちの一つ、「ようばけ」の近くにある施設。展示物には、奇獣・パレオパラドキシアの骨格復元のほか、新種として認定された古秩父湾の巨大魚「チチブサワラ」の化石を含め、国内外、そして地元・秩父地域で発見された化石の数々が展示されています。
秩父市役所1階エントランスと、隣接する秩父市歴史文化伝承館1階交流フロアには、ジオパーク秩父の展示コーナーがあります。各種パンフレットの掲示やイベント情報、伝承館のコーナーではジオパーク秩父の映像も閲覧可能です。観光情報については歴史文化伝承館1階の観光課窓口にてご案内します。